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データアラート修復ガイド

この記事では、Cambio で発生するさまざまなデータアラートの確認方法と解決方法について説明します。


Overview

Data Managementページでは、すべての物件におけるユーティリティデータの品質を監視・維持することができます。

Alertsタブでは、Cambioが以下のような問題を自動的に検出します。

  • データの欠損

  • データのギャップ

  • 重複データ

  • エネルギー使用量や炭素計算における異常値

このガイドでは、各アラートタイプの対応方法を説明し、ポートフォリオ全体で正確なレポーティングを維持する方法をご紹介します。


ナビゲーション

以下の手順でアラートを確認・フィルタリングできます。

  1. Data Management → Alerts に移動します。

  2. Filters を使用して表示するアラートを絞り込みます。

    利用可能なフィルターは以下の通りです。

    1. Alert

    2. Type

    3. Property

    4. Status

    5. Sub Portfolio

  3. Add Filter をクリックしてフィルターを選択します。次に、そのフィルターのサブタイプを選択するドロップダウンが表示されます。

  4. 必要に応じて1つまたは複数の項目を選択し、Confirmをクリックします。

  5. 複数のフィルターを同時に適用することも可能です。


アラートステータス

各アラートにはステータスがあり、調査や対応の進捗に応じて更新できます。

アラート行のステータスをクリックし、右側の詳細パネルにあるNotesフィールドに対応内容を記録してください。

ステータス

意味

Active

問題が検出された状態(未確認)

In Progress

調査・対応中

Ignored

既知の問題で対応不要(理由をNotesに記載)

Auto-Resolved

システムが問題の解決を検知

💡 ヒント: Alertsテーブル右上のBulk Actionsを使用すると、複数のアラートのステータスを一括更新できます。


アラートタイプ


  • メーター割り当て


    概要:

    Cambioは、オンボーディング調査で設定されたリース構造に基づき、各メーターが正しく割り当てられているかを確認します。

    誤った割り当ては、エネルギー使用量が誤った主体(オーナーまたはテナント)に帰属する原因となり、サステナビリティ報告の正確性に影響します。

    検出される3つのケース:

    • ネットリース:テナントスペースにオーナーメーター: ネットリースではテナントがエネルギー費用を負担します。

      そのため、オーナーメーターが以下のスペースに割り当てられるべきではありません。

      • 賃貸スペース

      • 空室

      • 転貸スペース

      • オーナーリースバック

      これにより、消費量が誤ってオーナーの排出量に含まれてしまいます。

    • ネットリース:共用部にテナントメーター: ネットリースでは共用部はオーナーの責任です。

      そのため、テナントメーターを共用部に割り当てるべきではありません。

    • グロスリース:空間カバレッジ不足: グロスリースでは、オーナーがすべてのエネルギー費用を負担します。

      そのため、すべてのスペースがメーターでカバーされている必要があります。

      カバレッジが100%未満の場合、消費量の一部が計算に含まれていない可能性があります。

    よくある原因:

    • メーターのアクセス設定(Landlord / Tenant / Shared)の誤設定

    • スペースの変更や新しいユニット追加時にメーター割り当てが更新されていない

    • オンボーディング時のリースタイプ設定の誤り

    解決方法

    • 該当ユーティリティのリースタイプを確認

      (変更が必要な場合はCambioサポートへ連絡)

    • 各メーターのアクセス設定(Landlord / Tenant / Shared)を確認

    • グロスリースのカバレッジ不足の場合

      → すべてのスペースにメーターを割り当てる

      → 不足しているユニットを追加する

    設定が正しい場合は、Ignoredに変更し理由をNotesに記録します。


  • 新しいデータ未取得


    概要:
    60日以上新しいデータが取得されていない場合にアラートが発生します。

    Meter Data Gapとは異なり、データの流れが完全に止まっているかどうかを確認します。

    よくある原因

    • Cambio Syncや連携サービスの停止

    • ユーティリティプロバイダーのアカウント変更

    • オンボーディング直後でデータ取得がまだ開始されていない

    解決方法

    • プロバイダー接続状態を確認

    • 認証情報の更新

    • 手動アップロードの場合は最新データをアップロード

    • 物件が非アクティブの場合はIgnoredに設定


  • メーターデータギャップ


    概要:

    連続するデータ間に1日以上の欠損がある場合にアラートが発生します。

    推定メーターは対象外です。

    よくある原因

    • 請求サイクルの遅延

    • データインポートの失敗

    • メーターの一時停止

    解決方法

    • 該当のメーターを開き、**データが欠けている期間(欠損している日付範囲)**を特定します。

    • ユーティリティプロバイダーまたはデータソースから、不足している請求書やデータを取得します。

    • メーターのデータ入力画面から手動でデータをアップロードするか、該当メーターが対象の場合は Cambio Sync タブから再同期を行います。

    • もしそのギャップが想定されるものである場合(例:建物が一時的に使用停止、改修工事中、または売却済みなど)、Notes に理由を記載したうえでアラートを「Ignored」に設定してください。


  • 重複メーターデータ


    概要:
    同じメーター・期間・消費量のデータが重複している場合に検出されます。

    よくある原因

    • CSVの重複アップロード

    • 同期の重複

    • データ移行時の重複


    解決方法 :

    • 該当のメーターを開き、**不足しているデータの期間(欠けている日付範囲)**を特定します。

    • ユーティリティプロバイダーまたはデータソースから、不足している請求書やデータを取得します。

    • メーターのデータ入力画面から手動でデータをアップロードするか、該当メーターが接続対象の場合は Cambio Sync タブから再同期します。

    • そのギャップが想定されるものである場合(例:建物が一時的に使用停止、改修工事中、または売却済みなど)、Notes に理由を記載したうえでアラートを「Ignored」に設定してください。


  • エネルギー使用強度が高すぎる / 低すぎる


    概要:
    Cambioは、**エネルギー使用強度(EUI: Energy Use Intensity)**が基準値と比較して

    4倍以上高い、または4分の1以下になった場合にアラートを表示します。

    基準値は、以下のいずれかを使用して比較されます。

    • 前年のEUI

    • 業界ベンチマーク

    また、複数の時間ウィンドウでチェックする4種類のバリエーションがあり、問題を迅速に検出できるようになっています。

    ベンチマークについて:

    ベンチマーク比較では、基準となるEUIは物件のアセットクラスと国に基づいて決定されます。

    • 米国の物件:Energy Star ベンチマークを使用

    • 米国外の物件:地域のベンチマークデータを使用

    もし物件にアセットクラスが設定されていない場合、またはその国とアセットクラスに対するベンチマークが存在しない場合、このチェックはスキップされます

    ベンチマーク異常のアラートを調査する際は、必ずアセットクラスが正しいか確認してください

    例えば、データセンターがオフィスとして分類されている場合、誤ったベンチマークが適用されてしまいます。

    カバレッジ調整EUI (Coverage Adjusted EUI)

    アラート詳細に表示されるEUIは、**カバレッジ調整済み(Coverage-adjusted)**です。

    Cambioは比較を行う前に、以下のデータカバレッジの不足を補正します。

    • 空間カバレッジ(スペース)

    • 時間カバレッジ(期間)

    よくある原因:

    • ユーティリティ請求書の単位入力ミス

      (例:kWh と MWh の混同、therm を kBtu として入力)

    • 消費量に余分なゼロが入力されている

    • 建物の一部のみをカバーするメーターが建物全体のメーターとして扱われている

    • 物件のアセットクラスが誤っている

      (ベンチマークが変わるため)

    • 年の途中で新しいメーターが追加され、消費量が増加した

    • 同じ期間の請求書が重複してアップロードされた

    • 大きなクレジット調整が請求書に適用された

    • 入居率の大きな変化

      (建物が空室になった、または満室になった)

    解決方法:

    • アラート詳細に表示されている対象期間(Time Period)を確認します。

      これは、対象となる年度または12か月間です。

    • 物件のメーターデータページへ移動し、該当期間のユーティリティデータを月ごとに確認します。

    • 各メーターエントリーの測定単位(unit)が正しいか確認します。

    • メーターが正しいスペースに割り当てられているか確認し、

      他のメーターと重複して消費量を計算していないかを確認します。

    • 物件ページのSettingsパネルで、アセットクラスが正しいか確認します。

    • データが正しく、建物が実際に基準範囲外で運用されている場合は、

      アラートを「Ignored」に設定し、理由をNotesに記録してください。


アラート対応を効率的に進めるためのベストプラクティス


  • まずは Active キューから対応を開始し、調査を開始したアラートは In Progress に変更し、日付付きのメモを追加してください。

  • 優先的に対応すべきアラート:

    New Data MissingMeter Data Gap

    これらは多くの下流計算に影響するため、修正すると EUIアラートが自動的に解消される場合があります。

  • PDF請求書は早めにアップロードし、OCRの簡易確認を行ってください。

    これにより請求書が添付され、追跡可能になります。

  • Cambio Syncに関する問題がある場合は、

    Cambio Sync Dashboard に移動し、認証情報を更新してください。

  • Benchmark Varianceアラートを調査する際は、必ずアセットクラスを確認してください。

    ベンチマークはアセットクラスに基づいて決定されます。

  • 「Ignore」は必要な場合のみ使用し、必ず理由を明確に記載してください。

  • アラートのステータスを変更する際は必ずメモを追加してください。

    日付、調査内容、実施した対応を記録します(特にIgnoredの場合)。

  • 問題を修正した後は、システムによる自動解決を待ってください。

    (通常は夜間チェックで解消されますが、最大で約1週間かかる場合があります。)


ご不明点がある場合は [email protected] までお問い合わせください。


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